令和3年第1回運行管理者試験(貨物) CBT試験受験の感想


令和3年度第1回目の運行管理者試験、始まりましたね。

前回の試験から新たにCBT試験(コンピューターを使った試験)が導入され、何がどのように変わったのか気になっていたので、今回受験してみました。

規定によって試験内容の詳しいことは共有できず、参考程度ですが共有です。

出題範囲、配点、合格基準等

まず試験の出題範囲や、出題範囲毎の配点、合格点に関してですが、
こちらは例年通りで変化無しです。

運行管理試験センターが公的にアナウンスしている通り、下記となります。

※運行管理試験センター「試験のご案内」より抜粋

 

問題の傾向

次に出題問題に関してですが、自分の場合は、穴埋めが6問、それ以外は正誤(〇×)問題でした。
運行管理者試験は、例年穴埋め問題が4,5問出ていますので、今回はほんの気持ち穴埋め問題が多い感じですかね。
たまたまかもしれませんが。

 

出題内容に関しては、本当に例年通りという感じで、問われるポイント(暗記が必要な言葉や知識)なんかも典型的なものでした。

 

Part5の実戦問題に関しても、
運行計画表の読み取り問題や、距離や速度を計算する問題、事故の原因分析系の問題等と、こちらも例年通りでした。

 

ほとんど変わらんやん!という感じですが、本当にその通りで、
CBT試験になっても特別何か変わったことはないです。。。
あくまで、実施場所、時間、周囲の環境が変わっただけで、問題の内容の変化はないですね。よかった。。。

 

ただ、本当に強いて言えば、若干選択肢の「条文」が短くなったような気はしました。勘違いかもしれないですが。

例えば、過去問だと、、、

「事業者は、事業計画に従い業務を行うに必要な員数の事業用自動車の運転者(以下運転者という。)を常時選任しておかなければならず、この場合、選任する運転者は日々雇い入れられる者、3カ月以内の期間を定めて使用される者又は試みの…」

のように条文全てきっちりと出してくる感じですが、今回はの試験は、、、

「常時選任する運転者は、日々雇い入れられる者、3か月以内の期間を定めて使用される者又は試みの使用期間中の者(14日を超えて引き続き使用されるに至った者を除く。)であってはならない。」

※あくまで例文です

と気持ちコンパクトになっているような気がしました。

CBT試験に変わって、PC画面に入る文字制限の上限の関係とかもあって?、短くせざるを得ないみたいな事情があるのかなぁとか考えてみたり。
 

感覚的に例年と比較すると、長文を読んだ疲労感は残らなかった感じです。

 

何やともあれ、出題内容は大きく変更はなかったので、「過去問を中心に、条文の要点を覚えていく」という及第点を取りに行く勉強スタイルで問題なさそうというのが今回得た結論です。

試験の難易度は?

次に気になる難易度ですが、ここは毎年変動ありますよね。

直近だと令和2年度1回目、少し遡ると平成28年度2回目あたりは結構トリッキーな問題が出ていましたが、今回は比較的易しめに感じました。

全体の1割〜2割ぐらいが新規の問題で、残りは過去問の類似・流用問題といったところですかね。

ただこれ受ける人によって問題変わるんですかね。
人によってランダムに出題されないと、前半に受験する人より、情報持っている後半の人の方が有利になるので不公平ですよね。
そこだけはまだ分かってない部分ですが、恐らくランダムなんですよね?

CBT試験はどうだったのか

僕は令和2年度1回目のペーパー試験受験組なので、今回初めてCBTを受けましたが、

ペーパースタイルの試験開始直前のあのシーンとなる静けさや、
試験監督者が試験中に定期巡回している感じや、
受験生がページをめくる音が聞こえてきたりと、
試験特有の緊張感が好きだったのですが、 その感覚が無くなってしまうのは、少し寂しかったです(笑)

でも、実際のところ、CBT試験の方が、

・好きなタイミングで、好きな会場で受験できるし
・日程変更も可能だし
・本番では周囲の音等にも邪魔されないですし
・鉛筆とか消しゴム等の持ち物も要らないですし
・間違えた問題のマークは簡単に直せるし

余計な不安が無くなることは、Goodですよね。

試験の結果は?

試験の合格通知来ましたね。今回はCBT試験の温度感の確認が目的でしたので、あまり勉強時間を確保できず当日の数時間前に自作の対策キットを利用しての学習だったのですが、ギリギリ18点で合格できてました。。。

元々完璧や満点を目指さず、合格点を取る勉強方法なのですが、それにしてもギリギリです。

特に道交法が弱かったので、ここは次回に向けた反省点で。

 

運行管理者(貨物)を学習しよう!

以下運行管理者試験のおすすめの学習方法を幾つか書いてみましたので、参考にしてみて下さい。

 

◎ユーキャンの運行管理者資格取得講座

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◎運行管理者試験問題と解説 貨物編

運行管理者試験は過去問との類似問題が多く出題されるため、試験前に必ず一回は目を通しておきたい一冊です。過去問8回分が掲載されていますが、それぞれで難易度が違いますので、可能であれば全ての問題を解き、試験に合格するための知識を手に入れましょう。

 

 

◎ユーキャンの合格テキスト&問題集

運行管理者の学習範囲を「理解」するために利用したテキストです。理解を目的としているので、試験での正答率アップに直結しずらいですが、運行管理者の内容をしっかり理解するために必要な本です。

 

なお、ペラ蔵が過去10回分の過去問を分析して作成した対策キットも販売中です。過去問を分析した上で、頻出問題のみをまとめたノートです。筆者も今回の試験ではこのテキストのみ利用して合格できましたので(ギリギリですが…)参考にしてみて下さい。
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