運行管理者試験(貨物)に1週間独学で合格出来た勉強方法


運行管理社試験(貨物)に1週間の勉強期間で合格した方法の共有です。

たまたまネットで検索している時にこの資格を見つけたのがきっかけで申し込みをして、1週間前に届いた受験票を見てようやくケツに火が付いて試験勉強を開始した感じですが、蓋を開けてみれば無事に23点で合格出来ていました。

運行管理者試験は合格率が平均30%台と、簡単には受からない資格ですが、今回の経験を経て要領をおさえつつ効率的に勉強すれば短期間・最低限の勉強でも十分合格圏内まで持っていけると感じました。

※ちなみに追加費用がかかる結果通知書の送付を申し込むとこのような試験結果の通知書が送られてきます。試験を振り返る上で有益なので個人的には申し込んだ方がいいのでは、と考えます。

なおこちらは試験日が令和2年(2020年)8月23日時点での内容となりますので、今後試験構成や内容が変わると参考にならない可能性があります点はご了承下さい。

 

運行管理者試験の特徴

運行管理者試験を合格するためには、下記2つの条件を両方ともクリアする必要があります。

1.試験は全体で30問あり、試験全体で18問/30問(60%)を正解すること

2.試験が5つの出題分野に分かれていて、各出題分野毎の問題数は決まっている。1~4は最低1問、5の実務知識は最低2問正解すること

特に出題分野毎での最低点数が決まっているのは特徴的で、特定の分野でヤマを張らず、試験範囲全体を満遍なく勉強する必要があります。

試験問題は全て選択式で合計30問です。試験問題は90分ありますので、制限時間としては余裕があります。なお試験開始後30分程度経過した後途中退出も可能です。

また、運行管理者試験は公式HPにて、過去2回分の過去問と回答が公表されています。当日受験した試験問題の持ち帰りも可能なので、過去問を書き起こした参考書も市販されており、事前に試験問題の分析がしやすい試験でもあります。

 

短期合格に向けた考え方と意識点

先述した通り運行管理者試験は、1.試験全体で60%以上取る、2.出題範囲毎の最低正答数をクリアする必要があり、当たり前ですがこの2点を常に意識することは短期合格を目指す上で大切です。

ここから意識が外れると、試験勉強のゴールが「試験に合格すること」から「勉強することそのもの」になってしまいますので、短期合格を目指すなら試験に出ない問題は切り捨てるといった勉強内容の絞り込みも重要です。

 

1.60%の取り方

運行管理者試験は、各出題分野での配点が実は異なっていますので、それぞれで勉強量の強弱を付けたり、勉強方法を工夫するのが効果的です。

・貨物自動車運送事業法:8点
・道路運送車両法:4点
・道路交通法:5点
・労働基準法:6点
・実務知識:7点

例えばこの中で配点が最も大きいのが『貨物自動車運送事業法』です。ここは合計8問も出題される上に、比較的過去問と似た問題がストレートに出る傾向にあると分析していたので、稼ぎところだと考えていました。

自分はここで最低7点取ることを目標に、勉強時間を多く取り、細かいところまで暗記しました。ここで7点取れれば、残り22問のうち11問正解すれば良いので、実質正答率は50%となり、合格のハードルが一気に下がります。

書籍や予備校での学習に加えて、例えばオンライン動画のUdemyの貨物自動車運送事業法講座 でピンポイント強化を図るのも検討に値します。

一方、例えば『道路交通法』なんかは、出題問題数が4点と少なめなので、語呂合わせなんかを取り入れてあまり時間を割かないように心掛けました。

こうして配点割合の大きな範囲に関してはしっかりと勉強し、配点が少ない部分はサボりを入れて勉強することで、全体の総点数を引き上げ、合格ラインまで持っていくことが出来たと振り返っています。

 

2.出題分野毎の最低正答数

一方で運行管理者試験は各出題分野毎での最低点数があるので、苦手な分野はバッサリ切り捨てるといった作戦が取れず、試験範囲全てを満遍なく勉強することが求められます。

ただ過去問を数年分分析すると、運行管理者試験は試験全体を通じて、例年似たような問題や、毎年必ず出るような問題もありますので、特段何か特別な対策はせず、過去問全体をしっかり解けば問題ありませんでした。

 

 

勉強スケジュール

参考までに自分の1週間の勉強スケジュールです。

1週間前~:テキストを読む

勉強当初は全く予備知識が無い状態でしたので、まずはテキストを読み、運行管理者試験を理解することから始めました。

私が利用したユーキャンの運行管理者合格テキストは、総ページ数360ページ程度ですが、その中には模試やその解説なんかも含まれていますので、実質読んだのは270ページ程度です。

この程度なら1日100~120ページを目標にすれば、2日~3日で読破できます。

なお、この段階での暗記は一切行わず、とにかくテキストを読んでは内容を理解することを終始意識していました。

またこの本は、勉強項目別で約30個程度のレッスンに分かれているのですが、各レッスンが終わったらそのレッスンを一度振り返り、自分なりに内容を要約してみることも効果的でした。

内容を理解できていないと要約は出来ないので、あえて要約してみることで理解できているか確認できますし、理解が深まります。

具体的には、こんな感じですかね。

「運行管理者には書類を保存する義務があって、各書類毎に保存期間が異なっている。運行指示書、点呼記録簿、乗務記録、運行記録計の4つは1年間で、運行者台帳、乗務員に対する指導・監督、事故報告書の3つは3年間である」

 

4日前~:過去問を解く

テキストを一通り読み終えたら、過去問で実際の試験問題を解き、試験の出題方法や出題傾向を分析しました。

ここでは「試験を分析する」ことが目的なので、特段採点はしていませんし、とにかく、問題を読む→解答を見る→解説を読む→問題を読むことを繰り返していました。

運行管理者試験は問題の出題傾向が例年似ているのですが、実際に過去問を解くことで、そのことを実感できるかと思いますし、暗記すべきポイントを絞り込めるので効果的です。

 

4日前~:再度テキストを読む

過去問を解いたら、再度テキストを読み返しました。

今回は一回目とは違い、試験問題を意識して、テキストの赤文字で書いてあるところを中心に暗記を始めました。

また過去問を分析した結果、試験では数字の正誤(拘束時間の制限や休憩時間等)が問われることも分かっていたので、数字も暗記するようにしました。

 

3日前~1日前:過去問を解く

この3日間ではひたすら過去問を解きました。試験の合否に直結するとても大切な3日間です。

間違った問題はもちろんのこと、正解した問題に関しても解説を読み、選択肢の中の「何が」間違っていたのかを理解して記憶を定着させます。

 

試験当日

試験は午後からでした。

当然朝は早めに起床し、近くのカフェで暗記用ノートを活用しながら繰り返し暗記を進めました。

 

まとめ

1.基本的には過去問を中心とした勉強が有効。その際、過去問を使って試験問題を事前に分析した。

2.教科書は2回を目標に読むが、1回目は読書感覚で読み進め、2回目は赤文字も重要部分を中心に暗記を行うといったように、同じテキストをでも意識することをはっきりと区別すると効果的だった。

3.暗記は、語呂合わせを使うと効率が良かった。

4.ひっかけ問題も数問出るが、試験時間は十分にあるので、落ち着いて他の問題から先に解いた。

 

利用した教材

自分が試験勉強において利用したテキストです。

1.ユーキャンの運行管理者合格テキスト

こちらは運行管理者業務を理解するために購入しました。運行管理者試験の内容のほとんどが法律の理解と堅苦しい感じなので、勉強が楽しくなりそうなテキストを選びました。小難しい法律用語をサクッと要約してくれているので、助かりました。

 

 

2.ユーキャンの運行管理者過去問(過去6回分)

運行管理者試験は過去問の類似問題が出題される傾向が強いので、過去問による対策は効果的だと考え購入しました。

過去6回分のみですが、あまりにも古すぎると法改正前の内容が含まれていたりするので、混乱を避けるためにこれで十分だと判断しました。

 

 

3.速習テキスト

試験直前に最後語呂合わせの暗記用に急遽買ったものです。 運行管理者試験は法律の暗記が多く、短期間で効率よく暗記するならなら語呂合わせは効果的です。

 

 

4.暗記用まとめノート

基礎講習受講時の内容や、テキストを読みながらまとめた暗記用ノートです。こちらは、試験前日夜と、試験当日の試験会場に向かう電車の中等で、効率的に暗記を行うために作ったものです。

 

確実に合格を目指すなら

運行管理者試験は独学でも十分合格が狙えると思いますが、試験日が1年間でたった2回しかなく、不合格だった場合のダメージがでかいです。

半年後に再度勉強というのはメンタル的にもきつく、予備校に通って確実に合格を目指すという選択肢も検討に値します。

予備校だと国内大手どころでは、ユーキャンが講座開講しています。学習費用は高いですが、こちらは教育給付金制度の対象なので補助金が出ますし、独自の教材や勉強方法に基づいた効果的な学習が可能です。

資料請求自体は無料なので一度検討してみて下さい。

 

以上です。

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