Power BIを1か月間独学で学び理解した方法


2019年にガートナー社が発表したBIツールのマジッククアドラントにおいて、頭一つ抜けてリーダーポジションの座を奪ったPower BIですが、実は正式にサービスが始まったのは2011年とBIツールの中では新しめのサービスです。

 

また国内ではPower BIよりも古株のTableauの方が利用率は高く、学習教材も現状は少ないです。
そうした中で私がどのように学んだのかを簡単に紹介します。

 

Power BIを学び始めたきっかけ

実は少し前に外資系企業に転職したのですが、転職する前まではPower BIの存在すら知りませんでした。

転職後、海外の人々とのやり取りの中で、日常の仕事で当たり前のようにPower BIが活用されているのを目の当たりにし、このままではグローバルな競争に遅れてしまうという焦りから学び始めました。

 

Power BIを習得するまでに必要な学習時間

Power BIは基本的な機能を学習した後は、実践で利用することで学習を深めていく必要があるのですが、その際にPower BIのコミュニティサイトを使うのが定番です。

これは世界中の人が意見交換を行う掲示板のようなものなのですが、内容はもちろん英語のため、英語が出来るか出来ないかで習得スピードに差が出てくるかなと個人的には思います。

私は幸いにも英語ができるので1か月程度でほぼほぼマスターし、レポートを作り、そのレポートを共有するまでに至りましたが、英語初心者であれば回答を探す手間がかかるので2カ月~4カ月程度はかかるのではないかなと思います。

 

Power BIの学び方

以下私の学び方の紹介です。ぶっちゃけ一番手っ取り早いのは、今定期的に作っているパワポのレポートと同じものを、エクセルやパワポを使わないで、Power BIで作るのが早いですが。

1.とっかかりは社内マニュアル

私の場合、とっかかりは社内マニュアルでした。Power BIのダウンロード方法や料金システムといった基本的なことは、その社内マニュアルで学習しました。

ただこのあたりの内容は、GoogleやYahooといった検索エンジンで検索すれば分かる内容なので特段教材が必要だとは思いません。Power BIのダウンロードは他のソフトウェアをダウンロードするのと大差ないですし、無料で始めらるソフトなので、Power BIのオフィシャルサイトからダウンロードして始めてしまえば問題ないです。

 

2.レポート作成やDAX関数は動画で学ぶ

Power BI Desktop版をダウンロードした後は、実際にレポート作成に取り掛かるのですが、私の場合は英語のYou Tube動画やUdemyのオンライン動画 を通じて学習しました。
動画を再生しては止める、を繰り返しながら着実に理解を進めつつ学びました。
なおPower BI関連の書籍もあるようですが、実際に画面が動きながらの学習の方が個人的にはおすすめです。

 

3.細かい改善やトラブルシューティングは検索エンジンでトライ&エラー

動画で基本的なレポートは作成できたのですが、実務で実際にレポートを開発し始めると、想定外のエラーが結構発生します。
データ間連携がうまくいっていなかったり、データの型が適合していなかったり等々、様々な要因でエラーが発生します。
通常のIT製品の場合は、サポートセンターに問い合わせたりできるのですが、実はPower BIは個々のエラーに個別で対応してくれるサポートセンターはほぼないです。

そのためPower BIの場合は、コミュニティーサイトから同じようなエラー事象の解決事例を自分で探したり、Googleから検索して解決策を探しトライ&エラーで試しました。このステップが一番しんどいですし、時間がかかるのですがが、最も理解が深まるステップでもあります。

 

4.数をこなす&同僚から教えてもらう

ある程度Power BIが開発できるようになったら、あとは場数です。Power BIユーザーから改善リクエストをもらい、それを形に落とし込んでいく過程でPower BIに出来ること出来ないことが理解できるようになります。またPower BIに精通した同僚や他のBIツールに詳しい同僚と意見交換が出来るようになると、新しい気付きを得られることもあります。

 

5.Power BI Cloudで更に深める

Power BIというと無料版のPower BI Desktopでのレポート作成を考える人が多いと思うし、私もまずはそこからだと思うのだが、実はそれだけでは理解が浅いです。

Power BIはレポートを作成した後も、日々更新されるデータをスケジューラーで自動アップデートしたり、他の部門に展開したり、SharePointで共有したり、Microsoft Teamsで共有したり、Webに公開したりと、Power BIのCloudと連携させて(Power BIではレポートのクラウドへの発行と言うが)こそ、レポートから得られる効果を増大させられます。

理想はPro版を購入することですが、そこまでいかなくても、「Microsoft Business Essentials」等ではOfficeオンライン製品や、Sharepoint、Teamsなどが使えるので、テスト利用としてもおすすめです。

 

実は重要なこと

実データをPower BIに流し込んでみれば分かると思いますが、実はPower BIで最も大変なのがデータの整備/クレンジングだったりします。

というのも、部門や企業によってデータの型(データ項目やキー項目)が異なる場合がほとんどですし、データの整合が取れずクエリエラーになったりと、分析できる形にデータを整形化していくというのが結構大変ですし、この地味ーな作業に結構時間を取られます。

データの整備が終われば後はDAX関数とかビジュアルを作っていくだけなので、そこからは楽しいんですが、そこまでたどり着くのが結構大変なのですね。

なので、そもそもデータベースそのものを効率的に操作する知識で、例えばデータベース言語のSQLを学んだり 、プログラミング知識であるPythonを学ぶことが長い目では有力だなと感じます。

※参考:Power BIのデータ分析力を最大限引き出す6つのアプリケーション

また、Power BIの本来の目的/実現したいことを意識することも結構大切です。
Power BIはビジネスを分析し、「改善」出来てこそ経済的な意味が出てくるものなので、レポートが実際にビジネス上の課題解決に結びついているかどうかというのは重要な視点です。

そこで、ビジネスを幅広い角度から見て事業を鋭く分析できる視点(会計、ファイアナンス、マーケティング、定量分析、組織論等々)があると強力なBIコンサルタントになれると思いますし、こちらも長い目で見ればかなり有力だなと個人的に考えています。

その点はビジネス知識全般を幅広く学べるグロービス学び放題なんかがおすすめですかね。

 

Power BIを学ぼう!

下記サイトにてPower BIの使い方を紹介させて頂いてます。ただの使い方サイトなので若干はしょり気味で申し訳ないですが、興味があれば是非。

ソフ蔵 Power BIの使い方専用サイト

 

なお、Power BIが学べる動画や書籍をまとめましたので参考にしてみて下さい。

Power BIの学習教材のまとめ