ストアカ vs ココナラ メリットやデメリットを比較


こんにちは。

ここ最近で「学びやスキルのマーケットプレイス」を提供する企業が増えてきていますが、その代表とされるのが「ストアカ」と「ココナラ」です。

いえいえ、もちろん他にも似たようなサービスは色々ありまし、どんどん出て来ていますよ。

でも、ストアカとココナラは歴史的にも長く運営されていて、運営期間が長い分講座数が多く、講座数が多いので自分が求めているスキルや学びがヒットしやすく、最終的にこの2つに行き着くんですよね。

そして、ストアカとココナラを比較した時に、一見似たようなサービスを提供しているので競合サービスのように感じるのですが、実は講座を細かく調べていると微妙に違いがあって、自分の場合はかれこれ3年ぐらいストアカに誘導されてきました。

これまで両サービスの違いをしっかりと考えたことはなかったのですが、ちょっと気になってモヤモヤしてきたので、今回比較してみることにしました。

歴史:ココナラの方が古い

まず真っ先に気になったのが、「どっちが先にサービスインした?」」問題です。

ぶっちゃけ使いやすければ、どうでもいいことですが、それでもやはりどちらが先発品なのかは気になります。

そこで過去のニュースリリースを遡ってみると、これが結構面白いことに、ココナラもストアカも実はどちらも2012年にサービスインしているのですが、僅差でココナラの方が先です。

●ストアカ:2012年8月開始

●ココナラ:2012年7月2日開始

この表向きの情報を見ると、ココナラが先にサービスを初め、後からストアカ類似サービスを出してきたという感じですかね。

ただ、どちらとも「講師と生徒のマッチングサービス」という点では、両方とも歴史が長く、恐らく国内では最初/初期のサービスということです。

講座数:ココナラの方が多い

次に気になるのが講座数です。

講座数が多い方が、求めているスキルがヒットしやすく、サービスとしての使い勝手=価値も上がりますので。

結果として、圧倒的にココナラの勝利です。

●ストアカ:5万件(2020年11月時点)

●ココナラ:40万件(2021年3月時点の求人情報より)

個人的にはストアカの方がヒット率が高かったんで、実は講座数を定量化して比較するとココナラの方が多いのは驚きです。

講座内容:ストアカは学び、ココナラはスキル

実はストアカとココナラはどちらも「スキルシェア」ということで似ているように見えるのですが、下図のように両サービスが提供するサービスは若干違います。

●ストアカ:「学びたい」ニーズを満たす

●ココナラ:「スキルが欲しい」を満たす

ストアカは「教えたいと学びたい」を繋ぐプラットフォームと言うように、ユーザー側が講座を通じて得られるのは「学べた!!」という感覚です。実際講座の内容を見ても、「●●を作る方法」といったノウハウ系が多く、あくまで自走することが前提となっているように見受けられます。

一方ココナラは「得意を売り買いする」プラットフォームなので、講座の内容がストアカのように「学ぶこと」に限定されてなく、ユーザー側はどちらかというと「スキルを手に入れる!!」という恩恵を受けられる感覚です。実際講座内容にも、「●●を制作します!」のようなスキルを請け負うようなアウトソーシング系の講座が多く、どちらかというと外注サービスのような感じに見えます。

●ストアカ:ノウハウ提供系が多い

●ココナラ:スキル請負系が多い

あくまで所感ですが、これは結構大きいのではないでしょうか。

スキルを自分のものにしたい人はストアカがおすすめですし、スキルはアウトソースタイプの人はココナラの方がおすすめといった感じです。

自分は完全に前者のタイプの人間なので、ストアカとフィットするのかと納得しました。

 

講座手数料はストアカの方が安い

次に「講師側」の視点に立って、両サービスから講師が手に入れられる報酬を比較してみます。

手に入れられる報酬が多い=手数料が低い方が、当然講師としてのモチベーションも上がりますので、重要なポイントです。

●ストアカ

●ココナラ

どちらも初期費用は無料です。

ストアカの場合は自己送客の場合は10%なのに比べて、ココナラは27.5%です。ココナラは売上金額に応じて手数料が減額されますが、ぶっちゃけ一見さんに5万円以上ものお金を払って依頼することは滅多にない気がするので、手数料はストアカの方が良心的に感じます。

また個人的にはストアカの方が手数料の仕組みが細かく配慮されていると感じたのもポイントです。

ストアカはリピーターの場合手数料が一律10%なので、講師としては丁寧に講座をしてリピーターを作るインセンティブが働きますし、ボリューム割があることも嬉しいですよね。

ストアカは講師の顔出し・本名が必須

両サービスの講師に求められる条件を考えた時に、実はストアカは講師の顔が見える画像をプロフィールに使わなければいけないという決まりがあります。

一方ココナラはそうした条件はなく、ストアカの方が講座を登録する上での審査が厳しめです。

●ストアカ

ココナラはぶっちゃけ誰でも登録できてしまうので、その人を判断する方法が「レビュー」ぐらいしかないです。

ストアカは講師の顔が分かるので、購入者側としても安心感を持てますし、実際講座の質も安定しています。

ここら辺が自分がストアカの方がサービスとしては好きなのかなと思います。

 

結論/まとめ

●ストアカとココナラは類似サービスに見えるが、そもそもサービスの方針が異なる。ストアカはノウハウを提供することを目指す学びのプラットフォームだが、ココナラはスキルの売買を目指すプラットフォーム。

なので、何かを学びたい!という人にはストアカの利用がおすすめであるが、仕事を依頼したい!という人にはココナラがおすすめ

ココナラの方が歴史が古く講座数も多い。ストアカは後発サービスであるが、講師の取り分が多く、講座登録のハードルが高いので、個人的には安心できる。

以上です。