ITパスポートのメリットとデメリット 独学で800点取った方法


こんにちは。資格取得が趣味のペラ蔵です。

今回は、先日受験した「ITパスポート試験」の感想と、資格取得のメリットやデメリットについて紹介したいと思います。

ITパスポート試験が気になっているけど学習しようか迷っている人や、将来の為に資格取得を考えている人なんかを対象に書いていますので、参考にしてみて下さい(私見ですのであしからず)。

【ITパスポート試験結果】

ITパスポート試験とは?

ITパスポート試験は、簡単に言うと、IT(情報処理技術)に関する基礎知識を持っていることを証明できる国家試験です。

国家試験なので、「国が主体となって実施している検定試験」というのがポイントです。

ちなみにITパスポートの場合、下図に抜粋した「情報処理の促進に関する法律第29条1項」に基づいて経済産業大臣が実施しています。

試験制度や試験内容なんかを国が管理していますので信頼できますし、情報処理業務に必要とされる正しいIT知識を体系的に、幅広く習得することが可能な検定試験です。

なお、色々調べているとITパスポート試験は「Iパス(アイパス)」と略すことが多いようです。

ITパスポート試験の特徴

公式サイトに詳しく書いてあるので、受験して気になったところだけをポイントで紹介します。

 

●試験問題は全て四択問題だが、問題数が合計100問もあり、その中には計算問題や設問の長い問題も含まれており、なかなかヘビーな試験。

●試験時間は合計2時間あり、途中退室も可能であるが、ヘビーな試験なので途中退室者はあまりいない。自分はかなり巻いた方だが、それでも1時間はかかり、受験者は合計25人ぐらいいたが、当時まだ誰も退室していなかった。

受験資格はないので、誰でも受験可能。

●試験はCBT試験といって、試験会場で用意されたパソコンで行う。試験スケジュールを柔軟に調整できたり(自分は3日前に受験申込をした)、その場で試験結果や合否が分かるのも嬉しい。

●試験問題は、ストラテジ系(35問程度)、ITマネジメント・管理系(20問程度)、テクノロジ系(45問程度)の大きく3つの分野に分かれていて、IT知識以外のプロジェクトマネジメントや経営管理といった幅広い知識が求められる

●試験当日は、受験用のPCの他に、メモ用紙1枚、シャーペンが渡された。それらの持ち帰りは不可である。

●合格率は50%程度と、合格率自体は比較的高め(応用試験なんかと比べると)。

ITパスポートのメリットとは?

下記がITパスポート試験を受験して感じたメリットです。

1.幅広い知識を効率よく習得できる

ITパスポートはIT(情報処理系)関連の資格と捉えられがちですが、実は下図の通りITパスポートが対象としているのは「ITを利活用する全ての社会人」です。

デジタル化が進んだ昨今、社会人であれば何らかの形でITを利活用する機会があると思いますので、実質的には全ての社会人が対象となっているとさえ感じます。

試験問題の中には、経営管理やプロジェクト管理、工数管理に関する問題なんかも含まれているので、ITと深く関わらないような社会人にも有益な知識を効率よく学ぶことが出来ます。

 

2.先端技術等、勉強内容が面白い

ITパスポート試験の学習範囲には「ディープラーニングの実例」、「第四次産業革命」、「ブロックチェーンの仕組み」、「量子コンピューターの仕組み」といった時代のトレンドを抑えた問題も含まれています

しかも、こうした問題は実際に試験でも結構出題されました。

既に廃れた過去の技術を学んでもあまり面白くないですが、こうした実用的な先端技術の仕組みについて学習できるので、純粋に勉強していて楽しかったです。

 

3.新卒採用では有利

富士通やKDDIといったIT系企業を中心に、新卒採用のエントリーシートでITパスポートを採用する企業が増えているようです。

実際ITパスポートの受験の年齢層は若く、受験者の約40%は学生というデータもあります。

近年デジタル人材に対する企業ニーズの高まりもあって、ITパスポート試験は採用面接におけるアピール材料としても有効活用が可能な資格と言えそうです。

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ITパスポート試験のデメリットとは?

資格取得のデメリットは基本的にはありませんが、他の資格と比較した時の相対的なデメリットについて考えてみました。

1.専門性を証明するものではない

ITパスポート試験は国家試験の1つですが、数ある情報処理技術試験の中でも最も基礎のレベルに位置付けられています。

そのため試験に合格したことで、スキルの専門性を対外的に証明できるものではなく、就活や転活といったビジネスシーンにおける効果が薄いという特徴があります。

 

2.試験を振り返りずらい

ITパスポート試験の試験結果は、各分野毎での点数のみの公表なので、間違えた問題を特定できません。

メモ用紙も持ち帰り不可なので、分からない問題や際どい問題は頭の中に記憶しておき、試験終了直後に記憶を辿って調べるしか方法がなく、試験を振り返りずらいというデメリットがあります。

 

3.グローバルに活かせる資格ではない

ITパスポートは日本国内における国家資格なので、海外における認知率はほぼ皆無に近いです。

そのため国内の採用試験ではアピールできても、外資系企業や海外留学時に必要とされるResume(レジュメ)での効力は薄いです。

グローバルな資格を考えているならば、全世界共通で使えるMOS(Microsoft Office Specialist)なんかを検討しましょう。

 

ITパスポート試験受験の感想

今回も他の国家試験同様に過去問を中心に、頻出問題中心に基礎を固める勉強スタイルで試験に臨みましたが、想像以上に細かい知識が出題されて最初テンパりました。

例えば、共通鍵暗号方式と秘密鍵暗号方式の違いは勉強したのに、実際にはハイブリッド暗号方式について出題されたり、

IPv4とIPv6の違いは理解できているが、実際の試験ではIPv6のIPアドレスの書き方が問われたり、※「.(ピリオド)」じゃなくて「:(コロン)」なんですよね

後もう一歩深く突っ込んで学習していれば分かったのに!!という問題や、4択→2択には絞り込めるけどそこから1択に絞り込む知識が甘い!!という問題が結構出た感じです。

ただ、それでも問題の半分程度は過去問の頻出問題から出題されていましたし、この勉強方法で800点以上取れている辺り、やはり基礎をしっかり固めることは重要だと感じました。

ただもう少し試験範囲を広く満遍なく勉強していても良かったかなと振り返っています。

ITパスポートの独学は可能か?

ITパスポート試験は独学でも合格は可能だと思います。

そう思う主な理由としては、下記の通りです。
1.過去問等教材や試験の情報が豊富で対策が立てやすい
2.四択問題形式なので正解が導きやすい
3.学習範囲が予め定められているので試験対策しやすい

参考までに自分の場合は、初月無料のAmazon Kindle UnlimitedにITパスポート関連の教材が結構揃っていたので、直前に色々参考書を取り替えながら自分に合う本を読んでいました。

中でも教科書系では『丸山紀代のITパスポート テキスト&問題集、過去問は『ITパスポート 一問一答問題集 2021年度版』を繰り返し解きましたが、他にも色々あるので色々検討してみて下さい。

一方、特にテクノロジ系の範囲なんかは専門用語が多く、単語の意味が分からなかったり、解説を読んでも具体的なイメージが沸きずらく、独学では学習効率が落ちるかもしれません。

その場合、予備校を検討するのも1つです。

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ITパスポート取得後の方向性

ITパスポートのデメリットでも述べましたが、ITパスポートは試験合格の実績そのものの価値はほぼ皆無に近いので、むしろ試験合格をきっかけに、どのように展開していくを考えることも重要です。

そこで、下記にて幾つか資格取得後の方向性を考えてみました。

1.上位資格を狙う

ITパスポート試験合格を足掛かりとして、「基礎情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」といった上位資格、更には「ITストラテジスト」や「プロジェクトマネージャー」といった専門資格を目指すのも1つです。

上位資格は受験者のレベルが高く、更には合格率も低くなるので、ITにおける専門家としてのキャリアを歩みたい人にはおすすめです。

2.実務スキルを習得する

知識の習得よりも、実際に手を動かしてサービスを形にしていくことが好きな人には、プログラミングやコーディングといった実務スキルを習得するのもおすすめです。

3.グローバル資格を狙う

ITパスポートはグローバル資格ではないので、世界に通用する資格を目指すなら、先にも紹介したようなMOS(Microsoft Office Specialist)や、オラクルブロンズといったベンダー資格なんかがおすすめです。

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以上です。