2021年におすすめする資格3選 今取るべき資格とは?


世の中には様々な資格が沢山あり、国内での資格を合計しただけでも、その数は1,000をも超えると言われています。

また、時代の変化に合わせて新しい資格が生み出されることも多々あり、直近だと2018年に公認心理士という国家資格が新設され、その中から価値のある資格を判断するのは難しいものです。

一方、資格の中にも「使える資格と、使えない資格」が当然あり、頑張って資格を取得したにも関わらず、その勉強時間に見合う価値が得られないということも実際には起こり得ます。

もちろん勉強したことが全く無駄になってしまうということはないですが、勉強時間という貴重なリソースを投資するのであれば、その対価が最大限見込める資格=使える資格の取得を目指したいものです。

そこで今回は、本当に使える考える資格を3つ紹介させて頂きます。

「将来の為に何か資格取得を考えているが、どの資格が実際に使えるかわからない」、「貴重な時間を費やすなら価値のある資格が良い」と迷っている人なんかは参考にしてみて下さい。

1.通関士

通関士は、物品の輸入時に必要な通関書類の作成や手続きを代行する仕事を行います。

通関士は国家資格の中でも「独占業務」に位置付けられており、有資格者にしか業務を遂行することが許可されていません。資格を取得することが、職業に結びつきますので、実ビジネスでの即効性が高く、その意味でも使える資格の1つだと考えます。

大変専門性が高い資格ではあるものの、Google検索で「通関士」と検索してみると、下図のような「通関士 仕事なくなる」と少しネガティブな検索結果が出て来てしまいます。

また、通関士はAIに置き換わる職業の1つに挙げられる機会も結構多く、将来性が薄いように感じられるのですが、サプライチェーンに関わる自分からすると全くそのように考えていません。

詳しくは「通関士取得のメリットとデメリット 将来性は?」に書いていますが、ここ数年国内における輸出入件数が急増傾向にある一方、通関士の有資格者は微増傾向にあり、通関士の供給が追い付いていない状況で、データ上人材としては引きの強い職種です。

今後はEPA/FTAなんかで国際貿易量は更に増えていく傾向にありますし、そこに越境ECや国際物流のデジタル化なんかも加わってくると、仕事としてもかなり面白くなってくると思います。

更に、通関士という職業は日本のみならず、世界でも「Custom Specialist」という職業があり、語学力が伴えば国境に縛られずに活躍することも可能なのです。

これからの時代のトレンドを考えても通関士はかなり有望な資格であると考えます。

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2.不動産鑑定士

不動産鑑定士は、不動産の経済的価値を算出する専門家です。

こちらも通関士と同じく国家資格の独占業務なので、参入障壁が高くライバルが少ないです。また、ここ近年不動産鑑定士の合格人数は減少していて、更に資格保有者の高齢化も進んでいるので、不動産鑑定業務に携わる人々も減ってきている状況です。

一方、仕事としては毎年必ず実施される「地価公示」の算定業務があるので、比較的安定したニーズが見込めます。

もっと言うと、不動産鑑定士は不動産のプロフェッショナルなので、就職先としては不動産部門を思い浮かべるかもしれませんが、下図の通り必ずしも全ての合格者が不動産鑑定業務に従事しているわけではなく、銀行やコンサルティング業といった幅広い業界で活躍することが可能です。

(国土交通省:不動産鑑定士の人材育成についてより抜粋)

不動産関連資格では「宅建」を取得することがメジャーですが、宅建は受験者数がかなり多く、宅建を保有することの希少性が薄くなってしまうというデメリットが考えられますので、あえて不動産鑑定士を取得することの意味は大きいです。

なお不動産鑑定士は合格率が低く難関ですが、将来的には起業も可能な資格ですし、まさに手に職を付けたい人にとっては大変有効であり、将来性を鑑みても使える資格だと考えます。

3.TOEIC

TOEICは、言わずと知れた、英語の能力を得点形式で測定する資格です。

受験者数データで見る人気資格ランキング!にて詳しく書いていますが、年間受験者数は約240万人もおり、その数はぶっちぎりの№1です(運転免許証を除けば)。

TOEICの魅力はなんといっても、資格の認知率の高さ就活や転職時で多用できること、そしてコスパの良さでしょう。

実際に就職活動や転職活動でもTOEICの点数は必ず面接で聞かれますし、応募エントリーフォームにもTOEICを記載することが求められるので、頑張って勉強して高い点数が取れた場合、その点数をアピールできる機会が多いのです。

またTOEICは1980年から開始された資格なので、かなり年配の方でも知っている人が多く、TOEICの点数を言えば、あらゆる世代の人々にその実力を証明できます

TOEICの受験費用は約6,500円で、一回当たり$235(約2万5千円)するTOEFLなんかと比較すると受験費用が安く抑えられます。開催頻度も月1回実施しているので、1年の中で何度も挑戦できる点も嬉しいです。

語学系の資格は、英検やTOEFLなんかがありますが、ビジネスでの使い勝手の良さではTOEICが飛びぬけていると考えます。

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以上、いかがでしたでしょうか。

人気の資格だと、他にも税理士や公認会計士、司法書士等色々ありますが、今回はあえてそうした人気の資格は外して、ニッチなところを攻めてみました(TOEICは断トツなので含めましたが)。

いずれも難関資格ですが、長いビジネス人生の右腕となって支えてくれるような頼れる存在であることには間違いありません。

他にも様々な資格があるので、是非色々調べてみてください。

では。