Elementor Cloudとは? メリットとデメリットを解説


こんにちは。

コーディング知識不要のWebデザインツールElementorが、先日「Elementor Cloud」という新プランを発表しました。

 

新プランが登場したとなると、

・従来のプランと比較して、何が変わったのか?
・プランは変更すべきなのか?
・どんな人が使うべきなのか?

といった疑問が生じてきますよね。

 

そこで本記事では、新サービスElementor Cloudのメリットとデメリットに触れながら、こうした疑問をクリアにしていきたいと思います。

 

これまでのElementor

Elementor公式サイトにもありますが、ElementorはWordpress専用のページビルダープラグインです。

ページビルダープラグインというのは、Webサイトのデザインや制作(ページビルディング)が簡単にできるよう支援するWordpress上で動くプラグインです。

コーディング知識がない人でも、思いのままにサイトをデザインしていけるので、ここ最近人気が上がってきているサイト制作技術の1つです。

 

●下図のようにドラッグ&ドロップでページを作成していける。これまではWeb開発者によるコーディング作業が伴っていたが、そうした技術的なハードルが下がった。

 

そしてこれまでElementorは、無料版とPro版の2つのプランがありました。

両方ともページビルダー機能を持っていて、Wordpress上のプラグインとして使うものでした。

つまり、Elementorを使うためには、そもそもWordpressをセットアップする必要があったのです。慣れればそう難しいことではないのですが、ドメインとサーバーの接続や、Wordpressのインストール等、初心者には難しいです。

そこで今回登場したElementor Cloudというのは、このWordPressをセットアップするために必要なホスティングサーバーがセットになったプランです。

つまり、これまで必要だった、Elementorを使うために必要なWordpressのセットアップ作業が大きく簡略化されたことになります。

 

Elementor Cloudのメリット

 

1.ホスティングサーバーはGoogle Cloud Platform

GCPはGoogle社が提供するホスティングサーバーで、セキュリティや機能面を考えても優れたサービスです。ただこのGCP環境下にWordpressをセットアップするのは結構大変で、このGCP環境下で使えるWordpressが付いて来るというのは大きなメリットだと感じます。

 

2.費用対効果が良い。コストは一律で明瞭

GCPは従量課金モデルです。使えば使う程料金が上がっていくシステムです。これは自分でコストをコントロールできる柔軟性に優れる反面、管理する手間が煩雑だったり、そもそも知識がない人には管理が難しいというデメリットもあります。Elementor Cloudの費用は一律$99と決まっているので、費用・収益管理が楽になるというメリットがあると考えます。

 

3.Wordpressをインストールする手間が不要

WordPressをインストールするのは意外と手間がかかります。Elementor Cloudを使えばこの手間が省けます。

Elementor公式ページで詳細を確認

 

Elementor Cloudのデメリット

 

1.Googleのサーバーに限定される

WordPressのホスティングサーバーはGCP以外にも沢山あります。各社色んなプランを出していますので、自分に合った他のプラン・選択肢を検討できないというのはデメリットです。

 

2.容量の制限がある

Elementor Cloudの容量は20GBです。個人で運営するサイトならまず問題ないと思いますが、もっと規模の大きなサイト(通販サイト等)で使うとなると、キャパオーバーになるリスクがあります。

 

結論

今既にElementort、Wordpressを使っている人は、特段Elementor Cloudにする必要はないですね。

もちろんGCP環境下でのWordpressの挙動を確認したみたい!という研究熱心な人は使ってもいいと思いますが。

 

ただ、これからWebサイトを作ってみたい!という方にとっては、予備知識なく速攻でWebサイトを立ち上げられるElementor Cloudも一考の価値があります。

 

詳細はElementor Cloudの公式サイトに書いてあるので、参考にしてみて下さい。