Power BIがリリースされたのは2015年7月と、BIツールの中では歴史が浅い方です。
そのためPower BIの学習教材は現状少なく、更に日本語に対応したものはもっと少なくなり、何から手を付けたらいいのか分からないというのが現実ではないでしょうか。
そこで本記事では、Power BI初心者向けに、主なPower BIの学習方法を紹介させて頂きたいと思います。
なぜPower BIを学ぶのか、その可能性とは
まずはそもそもPower BIを学ぶ意味についてポイントでお話しさせて下さい。
●検索トレンドで見るその可能性
下図の折れ線グラフは「Power BI」のGoogle検索数の時系列推移ですが、Power BIが最初にリリースされた2015年以降、Googleでの検索数は大きく上昇していることが分かります。
【Power BIのGoogle検索数の推移】
ライバル製品のTableau(赤線)と比較してみても、さすがに歴史の長いTableauには劣りますが、飛ぶ鳥落とす勢いで成長していることが分かります。
●大手グローバルリサーチ企業も高く評価
下図は世界大手のリサーチ会社Gartner社が毎年発表しているMagic Quadrant for Analytics Platformです。
LeaderポジションにはTableauとMicrosoftがいますが、Microsoftが頭1つ飛び出していて、この2社には大きな違いがあることが分かります。
日本では先発製品のTableauの方が普及されているようですが、実際のところGartner社はPower BIの価値を高く付けており、第三者の専門機関からも信頼を獲得していることが分かります。
Power BIの学習教材
Power BIの学習教材は色々ありますが、本記事では下記3つに分類してみました。
①オンラインで学ぶ
②セミナーで学ぶ
③書籍(紙媒体)で学ぶ
それぞれについて簡単に説明します。
オンラインで学ぶ
Power BIは画面遷移が発生します。そしてオンライン動画だと、実際に画面の挙動を確認しながら学習を進められるので、最も効果的です。
ただ動画を読み込むのに時間がかかったり、途中で動画が途切れてしまうこともあり、電車の中等通信環境が悪い中での学習には弱いです。
◆You Tube:無料なのでとにかくコスパが良い。特に英語の教材が多く、私もYou Tubeで学習を進めました。おすすめですが、無料のコンテンツなので動画が更新されていない場合もあり、そのあたりは若干ストレスかもしれないです。
◆Udemy:日本人講師のみならず、海外講師の講座も多数あり、Power BIの有料の媒体の中では講座数も多いです。ただものによってはネットの情報の寄せ集めだったり、内容が簡単すぎるものがあるのでその点は動画の見極めが必要です。頻繁にセールをやっていてこのセール期間には私も買いだめします。ただ逆にセール期間外だと高すぎるので、セール期間まで待たないといけないのが難点です。
◆ココナラ:国内系のスキルのオンラインマーケットです。最大の特徴はオンラインによるマンツーマン指導が可能な点です。分からないところは都度聞く等によって理解が深まります。ただ講座の時間制限があるので、基本的な知識を習得してから知りたいことを明確にした上で利用するのが個人的にはおすすめです。
Power BIやデータ分析を専門とする企業のハンズオンセミナーも増えています。
法人企業が主催しているものなので得られる情報の信憑性が高く、ハンズオン型の対面セミナーはその場で画面を見ながら学習を進められるので、分からないことは直ぐに解決できるスピード感が最大の利点です。
Power BIは途中でエラーが発生することがあり、このトラブルシューティングに時間がかかったりするので、時間を有効に使う意味でも有益です。
一方、人件費がかかるので、コスト的には高く付きます。
書籍で学ぶ
現物が手元にあるのでパラパラと辞書感覚で活用できる利点があります。またチーム内で簡単に回し読みもできる手軽さもあります。
ただPower BIは頻繁に機能が更新されるのでネット等で最新の情報を入手する必要がある点は気を付けなければいけません。
なお、Amazonの書籍読み放題サービスの「Amazon Kindle Unlimited」であれば海外の書籍なんかも結構充実していて、取っかひっかえ色々読み漁れておすすめです。
参考までに主な書籍を紹介します。
良ければこちらも参考に
私が運営している別のサイトでもPower BIの使い方に関して執筆しております。
文章力は薄めですが、良ければ参考にしてみて下さい。