Power BIを使ってみての感想 メリットとデメリット


Power BIというアプリをご存知でしょうか。

私もつい最近まで知らなかったのですが、勤め先の同僚から教えてもらい初めて知りました。

海外では当たり前のように使われているソフトなのですが、日本企業ではあまり馴染みのないソフトだと思います。

私もここ2,3カ月程度ネットの講座や掲示板を活用しながら独学で習得し、最近ようやく慣れてきたので簡単にご紹介。

Power BIとは?

Microsoft社が提供しているBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。
企業活動の分析を主な目的として、取引データや購買データを始めとしたビジネスデータを可視化し、クラウド上で一元管理するツールです。

例えば、経営企画部の担当者は毎月社長やマネジメント向けの分析レポート作成に使えたり、営業部の担当者であれば担当顧客の日々の受注変動や、購買行動の追跡等を分析することに活用するイメージです。

 

メリット

以下個人的に使っての感想です。
Power PointやExcelといったこれまでも広く使われているようなオフィスツールと比較して考えました。

1.分析テンプレートが豊富

分析レポートというと、棒・円グラフやチャートを作成したり、地図上にプロットさせたりと色々な表現方法があると思いますが、これらほとんどがPower BIで実現できます。
仮に欲しいテンプレートが無かったとしても、マーケットプレイスから簡単にダウンロードして使えるので、今後もますます機能が増え便利になっていくと思われます。
しかもパワーポイントを利用する感覚で、背景色やフォントといったレポートの見栄えも調整可能です。

 

2.ダイナミック分析とレポートの一元管理

分析レポートというと様々な指標があり、それぞれで別々のシートで管理している場合が多いと思います。
Power BIを利用するとこうしたバラバラにある大量のレポートを数枚のレポートの中で一元管理できます。
スライサーというデータのフィルター機能を利用すれば、見たい情報のみ表示させることも可能で、これらがレポートの中で動的に動くのも特徴です。
例えば2015年と2018年のデータを別々で見たい場合、Power BIの期間フィルターをポチポチと変えるだけでグラフが動的に変わります。
情報をギュッと詰め込むことが出来るイメージです。

3.常に最新の情報

大元のデータベースはにリレーションを構築しておけば、「Refresh」ボタン一つで最新のデータに更新されます。
ExcelやPower Pointだと、都度開いて更新する必要がありますが、その手間は不要です。

 

デメリット

1.メンテナンスが大変

Power BIはDAX関数というPower BI用の計算式を使って動かします。
そのため大元のデータに不備があったり、データが正しく読み込まれないと、エラーになってしまうので修正する手間が必要です。

2.DAX関数を覚えるのが少ししんどい

先程も伝えた通り、Power BIはDAX関数という計算式を活用するのですが、最初慣れるまで大変です。
Power BIのコミュニティサイトがあり、そこに答えは載っていることが多いのですが、英語がほとんどなので英語耐性が低い人には少し厳しいと思います。
また翻訳版もありますが、機械的に翻訳されているだけなので、言い回しに少し癖があり最初分かりずらいかもしれません。

3.分析エンジンは弱い

Power BIはあくまでデータの集約・可視化を目的としたBIツールです。
PythonやRのようなプログラミング言語ではないので、人工知能のライブライを使う等のアルゴリズムを計算する機能を有しません。
ここは別途自分で学び理解していく必要があります。

海外では当たり前のツール

下記はPower BIのGoogeトレンドの結果ですが、ここ数年Power BIの注目度は国内外で年々急増しています。

外資系企業ではPower BIを使ったレポーティングが標準になっていますし、Power Point、Access、Excelは時代遅れとなりつつあります。

【Googleトレンド:全ての国のPower BI人気度】

まずは始めてみましょう!

 

Power BIを学ぼう!

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書籍等も出ていますが、人から教わる方が効率的だと思いますので、検討してみて下さい!!

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