Elementorはフリーミアムモデルといって、基本的な機能は無料で使えるのですが、更に機能を拡充させたい場合は有料となるPro版へのアップグレードが必要です。
私が運営している別サイトでも当初は無料版のElementorで進めていましたが、色々調べる中で途中で断念し、Pro版にアップグレードする運びとなりました。
本記事では「何故Pro版にアップグレードしたのか」、無料版とPro版で自分が感じた大きな違いを解説していこうと思います。
Elementor Pro VS Free版
Elementor Proと無料版では大きく下記3つの違いがあると感じました。
1.テンプレートの数の違い
2.使えるウィジェットの違い
3.グローバルウィジェットが使えるか否かの違い
これらの違いを1つ1つ説明したいと思います。
1.使えるテンプレートの数
Elementorでページをデザインする場合、もちろん0から自分の手で全てを作ってもいいですが、私のようにWebデザイン自体にそもそも慣れていないと、これは結構しんどいです。
文字の色、サイズ、フォント、配置等、決めなければいけないことが結構あるので、実際にやるとなると時間もかかります。
そこで、Elementorの「テンプレート(既製品)」機能を使うと、既に出来上がった製品を流用出来るので、自分で決めなければいけないことが減り、より効率的にページを作っていくことが可能です。
無料版でももちろんテンプレートは使えるのですが、Pro版だとより凝ったデザインのテンプレートを使うことが出来ます。
※画像の右上にある「Pro」と書いてあるのがPro版で使えるテンプレートです。
感覚的に7割近くはPro版のテンプレートで、無料版ではかなり限られてきます。
このテンプレートの格差は心折られます、、、
2.使える「Element」の数
ElementorはElementと呼ばれる部品のようなものをドラッグ&ドロップしてサイトを作っていきます。
無料版でも29のElementがあるので便利なのですが、Pro版にするとこの数が更に24程度増えます。
◎無料版
◎有料版
正直こんなに増えたところで、使うElementは限られるので意味はないのですが、実はこの中でも例えば左上にある「Post」Elementなんかは結構便利です。
というにも、この「Post」Elementを使うことで、下図のようにページ内にサムネイル画像付きのURLリンクを作れるのですが、これが便利なのです。
記事の表示条件をカテゴリー別、投稿日時順(昇順、降順)、Tag別等でコントロールすることで、例えば関連記事を表示することも出来るのです。
こうして使える機能が増えるのは、大きなアドバンテージだと思いました。
3.Global Setting機能
グローバルセッティングは、一つの投稿内のウィジェットで変更したことを他の全ての投稿にも反映させられる機能です。
Elementorで作成した記事やサイトの数が増えてきてデザインを変更したいと考えた場合、全ての投稿を1つ1つ変えていくとかなり労力がかかります。
そこで変更予定がありそうなウィジェットはグローバル設定を行っておくことで、後々全てまとめて変更を反映できます。
実は長い目で見ると、投稿の数はどんどん増えていくことが考えられるので、後々の運営面を考えるとかなり効いてきます。
結論
以上をまとめると、Pro版にアップグレードすることで、
1.より効率的にデザインできる
2.ページで表現できることの幅が広がる
といったメリットがあると感じました。
Pro版をおすすめする人
そもそもElementorに興味を持つ人というのは、性格的に凝り性な人が多いのではないでしょうか。
というのも、Webサイトを作るなら別にElementorを使わなくても、WordPressテーマの購入+プラグインの購入でそれなりのサイトを作れてしまいます。
ただそこであえてElementorで柔軟なカスタマイズ性を求めてしまう人というのは、私もそうなのですがデザインの細かい部分が気になってしまうデザイナー気質なのかなと思います。
そういう気質の人には、上記3つの制限が取れるとストレスなくデザインを進めることが出来るのでおすすめです。
以上。
※Elementor Proには3つのプランがあるのですが、その違いについては『こちら』で解説しています。