UiPathの学習方法を調べたので共有です。
UiPathは企業向けのものは2015年リリースと歴史は浅いですが、それでも学べる教材は英語版やオンライン媒体のものも含めれば色々ありますので、用途や現状の理解度を踏まえて最適な方法を選択することが大事です。
UiPathを学ぶべき理由と、その可能性
UiPathは外資系企業やグローバル企業を中心に急激に利用が広がっているノンプログラミングITツールです。
UiPathはソフトウェア自体のダウンロードと簡単なプロセスの設計と実行はノーコストで行えますので、利用を始めるまでのハードルが低く、誰でも簡単にUiPathを使い始めることが出来るので、「便利なものが無料で手に入る」と話題になり世界中で一気に広まりました。
実際下図の折れ線グラフは「UiPath」のGoogle検索数の時系列推移ですが、エンタープライズプラットフォーム版がリリースされた2015年からUipathの検索数が急上昇していることが分かります。
【UiPathのGoogle検索ランキング推移】
海外を舞台に活躍を目指すなら最低限の理解はしておいた方がいいマストスキルとなりつつあり、実際に自分も会議中に「この作業ならUiPathで自動化できそうだね」なんて会話が普通に行われます。
こうした会話に付いていくためには、最低限UiPathで出来ること/出来ないことは理解しておいた方がいいと感じ自分も勉強しました。
またUiPathはグローバル調査企業Gartner社のMagic Quadrantでリーダー製品に選ばれており、第三者機関からの信用も得ています。
特に日本は今後高齢化社会に突入する中で、労働人口が減少していくことは必至ですので、こうした自動化ツールを使うことで企業体質を強化していくニーズが増えていくことは間違いないと思われますので、キャリアを築いていく上でも重要なスキルでしょう。
UiPathの学び方
UiPathの学び方は色々ありますが、今回はオンライン(動画/面談)、書籍/本、セミナーの3つの方法について調べてみました。
オンラインで学ぶ
オンライン動画は実際の画面の動きを見ながら学習できるので、画面遷移が多発するUiPathの学習方法としては最も相性が良い方法です。
ただネット接続ありきの方法なので、接続環境が悪いと、動画を読み込むのに時間がかかったり、途中で動画が途切れてしまったりと、逆に非効率になるので、その辺を踏まえて学習を進める必要があります。
◆Udemy : 日本人講師のみならず、海外講師主催の講座も多数あり、講座数では現状最も多い。UiPathのみならず、その周辺スキルのIT知識に関する講座も幅広く提供されています。領収証も出させるので会社に請求するのも良し。頻繁に割引セールをやっているので、自費の場合はこの期間が狙い目です。
◆ココナラ : 国内系のスキルのオンラインマーケットプレイスで、UiPath関連のも講座も結構あります。最大の特徴はオンラインによるマンツーマン指導の点です。分からないところは都度聞く等によって理解が深まります。UiPathによる自動化を外注することも可能なので、外注したものをリバースエンジニアリングして理解する方法もあります。
◆ストアカ :こちらも国内発の学びのオンラインマーケットプレイスです。講座数は少ないですが、講師の質が高いです。ただ時間制限がありますので、知りたいことをはっきりさせた上で利用しないと若干お金の使い方としてもったいない感はあります。
その他無料でと考えるならUiPathアカデミー(UiPathが運営するオフィシャルの学習サイト)かYou Tubeが定番です。
経済的ですが、情報が古かったり、検索しても出てこないこともあるので、時間を無駄にするリスクがあるので留意すべきです。
書籍で学ぶ
現物が手元にあるのでパラパラと辞書感覚で活用できると思います。またチーム内で簡単に回し読みもできる手軽さがメリットです。ただUiPathに限らずIT製品はアップグレードにより機能が頻繁に更新されるのでネット等で最新の情報を入手する必要がある点は気を付けなければいけません。
●できる UiPathシリーズ
Office製品の解説本として人気の高い「できるシリーズ」のUiPath専用書籍です。UiPathのアプリのインストール方法から丁寧に解説しているので初心者向きの本です。
自分が上司に奨められて読んだ本です。
UiPathの利用ケースが具体的に書かれているので最も実用的な本です。UiPath OrchestratorやCloud等のUiPathの各機能の説明もあり、その点も実用的です。
●60分で分かる!RPAビジネス最前線
そもそもRPAとは何かについて簡潔かつ分かりやすく解説されています。UiPathの学習を始める前に、そもそもRPAとは何か?の予備知識を学べるのでUiPathを学ぶ意義を知りたい人にはおすすめです。
セミナーで学ぶ
法人企業が主催しているものなので得られる情報の信憑性が高く、ハンズオン型のセミナーはその場で画面を見てもらいながらプロセスを構築できるので確実に理解出来ます。
UiPathは途中でエラーが発生することがあり、このトラブルシューティングに時間がかかったりするので、時間を有効に使う意味でも有益です。
UipathやRPAを専門とする企業によるセミナーも幾つかあります。
UiPathの教育給付金対象講座はあるか?
経産省と厚生省が推進する社会人の学び直しプログラム(Reスキル)の一環で、教育給付金(補助金)が出る学習講座が増えてきています。
一定の条件を満たせば、下記の通り最大で講座料金の70%が国から補助されるという制度です。
在職中または離職後1年以内だったり。雇用保険の被保険者であれば支給対象なので、自分も使ったことがありますが、支給要件も易しく、多くの人が対象となるプログラムです。
そこで今回UiPathを対象としいる講座や、UiPathで使われるvb.netを対象とした講座がないか調べてみましたが、、、現時点ではありませんでした。
ただ制度そのものはお得なので、給付対象となっているDMM WEBCAMP COMMITなんかでキャリアアップ・チェンジを目指してみてはいかがでしょうか。
またその他の講座に関しても下記にまとめましたので、参考にしてみて下さい。
以上。