ニューノーマル時代に有望な職業とは?


数年前にオックスフォード大学が、今後10年間で今ある仕事の半数以上がなくなるとの研究結果を発表したことは記憶に新しいです。これは主に人工知能やロボットといった先端IT技術が、これまで人が担ってきた仕事の大部分を奪うだろうという考え方に基づくものです。

こうして既にデジタル化の普及を起点として人々の職に対して課題提起されていた中で、新型コロナパンデミックが発生しました。外出自粛や渡航制限によって消費は全体として大きく減少し、消費の減少を起点として企業は業績面で大きなダメージを受け、人々の職場は益々危うくなってきています。

こうしてこれから始まる「ニューノーマル」な時代には、どのような職業が伸びていくのでしょうか。

 

◆将来性は常に変わる時代

そもそも将来性のある仕事をズバリ的中させるのは不可能に近いですが、IT技術の進展はこの予測することを更に難しくしていると言えます。

というのも、IT技術の進化が早すぎるので、現時点では「消えないだろうとされる仕事」も数か月後・数年後には「消える仕事」になっている可能性があり得るからです。

下図は過去の様々な製品が世の中に浸透したスピードを表現しているのですが、テレビやPCが世の中に普及したスピードと比較すると、スマホやソーシャルメディアといった最新のテクノロジーが普及したスピードの方が速くなっています(傾きが鋭くなっている)。

これだけ物事がスピード速く変化している時代なので、4、5年後は今や想像もしていなかったような技術が出現し、仕事を代替する可能性も多いに在り得ますので、そもそも予測することはそもそも難しくなってきているということを前提に考えるべきです。

 

◆今将来性のある仕事

では、現時点で将来性のある仕事はどのようなものがあるのでしょうか。具体的な職種や業界について考えてみました。

Webマーケター

2020年はインターネット広告費がテレビ広告費を抜きましたが、Webへの関心は未だに年々高まっています。

新型コロナによって「対人接触」の機会が少なくなりつつある中で、Webを使った非接触方式によるモノの宣伝を担当するWebマーケターはこれから需要が増えていくと考えます。

 

医療・食品関連のスペシャリスト

人の根源的なニーズを満たす仕事は将来的になくなる可能性が低いです。

その中でも特に食品のように「ナマモノ」を扱う業界や、人体に直接サービスを施す医療業界は今後も成長していくと考えます。

食品や医療は法律が厳しいですし、業界の知識を深く知って理解しているということは大きな力になると思います。

 

ドローンオペレーターなど物流テック

インプレス総合研究所による「ドローンビジネス調査報告書2020」によると2019年度のドローン市場の成長率は前年比50%で、2020年のドローン市場の成長率は前年比で37%増とされています。

人口減少+昨今の通販事業の市場拡大によって、物流技術への期待が高まる中で新たな物流の在り方としてドローンは注目さています。

先日国土交通省がドローンを操縦するドローンオペレーターに資格制度を設けることを発表しました通り、今後も大きな伸びしろのある仕事だと考えます。

 

以上です。

こうした先が見通せない不確実な時代においても、自らのスキルアップや知見を深めることは出来ます。『ニューノーマル時代に求められる6つのスキル』を学ぶことで、ニューノーマル時代でのキャリアを一緒に築いていきましょう。