先日のAmazon公式ブログによる発表によると、3年前にサービスインしたアマゾンの法人向けサービス「Amazon Business(Amazonビジネス)」の今期の売上高が、10billionドル(約1.1兆円)に達する見込みとのことです。
※2021年には25兆円にまで成長したと発表されました:『Amazonビジネスの売上高がついに25兆円を突破 何がスゴいか解説』
Amazonビジネス売上高の成長
Amazonビジネスの3年前の売上高は1billionドル(1000億)でした。
それが今回の発表で10Billionに成長したことが分かりましたので、単純計算で3年間で10倍に成長しています。
年成長率に換算すると約+100%~115%になり、毎年2倍以上継続的に成長していることになるので、驚異的です。
これはAmazon他のサービスと比較してみるとこのすごさが理解できます。
まず日頃お買い物で使うAmazonの一般消費者向けのサービスは、1billion→10billionドルを成し遂げるのに7年かかっています。
またアマゾン第二の柱と言われるAmazonクラウドは10 Billionドル達成するのに10年かかっています。
一方、Amazonビジネスは10 Billionドルを4年弱で達成しています。
中には今後この本サービスが、AmazonのBtoC向けサービスの売上金額を追い抜く可能性もあるという意見もあり、これは市場の構造が変えかねない大きな出来事だと感じます。
ただ、ユーザーからすれば、『Amazonビジネスを使ってみての感想 メリットとデメリットを徹底検証』でも書いたように、様々なメリットを受けられそうなので、いいことではあるのですが。
Amazonビジネスの展開国は?
ちなみにAmazonビジネスは北米、イギリス、イタリア、フランス、スペイン、ドイツ、日本、インドのグローバルで合計8か国に展開中。
アマゾンはAmazonビジネスの売上高の50%以上は北米以外の国が収益源だと発表していて、現時点ではAmazonビジネスはグローバル化にも成功していることが読み取れます。
Amazonビジネス今後の展望を予測
Amazonビジネスが日本市場への進出を果たしのはつい2017年のことです。
恐らく現在はサービスを日本市場向けにカスタマイズしている段階なので、まだテレビCM等で大々的に広告宣伝していませんが、今後は日本国内での普及を更に狙ってくるのではないでしょうか。
また、Amazonビジネスは、韓国、東南アジア、中国、メキシコ、中東といった新興国や途上国にもマーケット展開することも考えられます。個人的にはまず韓国か、中東辺りだと思っています。
そうすると、海外を収益源とする日系のBtoB向け企業の業績に与える影響も大きいのではないかと考えます。
※参考:Amazonビジネスを使ってみての感想 メリットとデメリットを徹底検証